余裕あるときだけ書く

人はひと、自分はじぶん。いいとこだけ頂きます。

眉毛の価値

この前、練習中に地元の中学生(男)に話しかけられました。



見た目はちょっとやんちゃな印象の子でした。



話をしていても、自分のやんちゃぶりをアピールしている感があったけど、



ほんとにびっくりするくらい物知り!!



小さい頃に筋トレすると身長が伸びにくくなるっていう噂は嘘。だとか、



ホフク全身をするとくびれるだとか、、、



真実かどうかは別として、とにかく色んな情報を持っていました。




話は戻って、やっぱりやんちゃさをアピールしたい彼はふと、




(中学生)『今日、眉毛そってるから反省文を書いて来いって言われたんですよ、教頭に。

反省文書いた方がいいですかね?』




僕は即答しました。




(僕)『教頭が言うなら書いた方が良いんじゃない。』




(中学生)『ですよね・・・まじ面倒くせー。何で眉毛そったらだめなの!!』




たしかに!!!



校則に載ってたら、眉剃りは禁止だし、守らないといけない。



でも、そもそも眉毛を剃る事は校則に載せるほどダメなことなのか?




僕自身も中学生の頃は、眉毛を伸ばさないと、試合に出さないぞと言われ、



個人的にとても大事な大会だったので、試合に出してもらうために眉毛を伸ばした



という記憶がありました。




当時は、眉そりがダメな理由を考えることもなく、いいなりになった僕。



彼にはそうなって欲しくないという思いと、彼自身も、何でダメなのか納得できない



と繰り返していたことから、




『納得できないなら、教頭先生に聞いてみれば?反抗するわけではなくて、反省文を持っていった時に、

校則で禁止になった理由は何なんですか?って純粋に疑問をぶつけてみれば?』




とアドバイスしてみました。



自分ができなかった事を、彼に託した形になるのかもしれませんが、



そういう疑問を感じずに中学時代をすごした僕にとっては、疑問を持ち、納得できていない自分の感情に



気づけている彼をうらやましく思ったからかも知れません。



とにかく、彼は気づけていると思ったので、その気づきを無駄にしてほしくない。



その気づきに対して、教頭も丁寧に対応して欲しいという願いからのアドバイスでした。

(もしかしたら、無責任な対応だったのかも知れません。)




ただ、その後彼とはまだ会う機会がなく、反省文を出したのかも、疑問をぶつけたのかも



分からないままです。



ただ、僕自身、『眉毛を剃ったらダメ』という校則によって、



ルールだから。といって守る人、ルールだけど、何で?と疑問を持つ人。



同じ出来事に対しての、感受性を表せるものだと感じました。



眉剃りが良い悪いは、僕自身も分からないですが、



中学校の授業で、校則(眉剃りにかぎらず)などについてディベートする機会があると、



同じ出来事についても、人それぞれ感じることが違うんだ!という



気づきを持てて、ある意味、重要な経験になり得ると思いました。



いろんなことを考えさせてくれる眉毛、リスペクトです。








ちなみに、僕は抜く派です。笑